
しかし、アホ社長になってしまうと倒産したくなくても倒産してしまいます。
そうならないために、アホ社長の特徴を知っておき、同じ過ちを犯さないように備えましょう。
参考書籍:2000人の崖っぷち経営者を再生させた 社長の鬼原則
まったく勉強をしなくても「社長」にはなれる
社長には金さえ積めば、誰でもなれる。
法務局にいき、1円でも積めば株式会社の社長だ。
免許もなければ、審査もない。
知識がない人でも書類を提出するだけで、簡単に社長になれます。
そのため社長だからすごいのかといえば、そうではありません。
会社員に必要な知識と、社長に必要な知識はまったくの別物だからです。
アホ社長だと従業員が大変
知識のない人が社長になると、その下で働く従業員は大変です。
社長自身、事業の正解がわからないので、決定したと思ったのに次の日には、反対のことを言っていたりします。
決定することはもちろん大事ですが、コロコロ意見が変わっていては、従業員はそのたびに振り回されてしまいます。
従業員に大変な思いをさせたくなければ、しっかり考える時間を作ったり、誰かに意見を求めたりする必要もあるでしょう。
アホ社長のままか経営者になれるかの分かれ道
社長は自分のこととなると、どうしても甘くなってしまいます。
社長になると誰からも注意されなくなるので、「時間を守らない」「言うだけで行動しない」など日常です。
社長が自分に厳しくならない限りは、人も事業の成功もついてきません。
しっかし軸を持って自分自身を管理できる人が経営者になれるのです。
売り上げが下がるとアホ社長が言い出すこと
アホ社長は、事業が傾いてきた時でも「車が欲しい」などと発言することがあります。
「会社を潰してはいけない」と思いつつも、自分の娯楽を我慢できずに動画を見たり、買い物をしたりしています。
そして、本当に危なくなってきた時に、「あれをやれ」「これはやるな」「人件費が高い」「売り上げをあげろ」「違う事業をしたい」と言い出します。
違う事業をしたい
アホ社長は「違う事業をしたい」と言うものの、「行動に移せない」「指示を出さない」などいつまで経っても進まないのです。
そもそも、傾きかけている事業を立て直せないのに、新しい事業が成功するはずがありません。
知識がないから傾きかけているのに、他なら成功すると思うのはおかしな話です。
まずは、今の事業を立て直すことが大切です。
売り上げを上げろ
売り上げが落ちてきたり、利益が少なかったりすると、発言することは「売り上げを上げろ」です。
一度、会社の経営が下降線に入ってしまうと、いくらがんばってもラクにならない。
それは目に入っている数字が売上だけだからだ。
確かに売り上げを上げることは大事ですが、それ以上に大事なのは「利益を増やすこと」「経費を抑えること」です。
利益を増やすためには、コストを落としたり、値段を見直したりする必要があります。
経費を抑えるには、経費を使った買い物や食事を減らす必要もあるでしょう。
売り上げが上がったからといって利益が増えるとは限らないので、売り上げより大事な利益のことを見失わないようにしましょう。
実際にアホな社長を見なければ実感もなく、ましてや自分がそうなるとも思いません。
ですので、頭の片隅に置いておくくらいで良いので、忘れないようにしておきましょう。
また、アホ社長に出会ってもほっておきましょう。
何を言っても治ることはないので、あなたが疲れてしまいます。
「自分はこうならないぞ」と思うことが一番大事ではないでしょうか。
Amazonで購入するならこちら→2000人の崖っぷち経営者を再生させた社長の鬼原則
アホ社長の特徴でした。