
起業するなら必ず知っておきたいのがストックビジネスです。
ストックビジネスを構築するかしないかで倒産するリスクが2倍以上変わります。
まだ知らなければ、必ず勉強しておきましょう。
参考書籍:ストックビジネスの教科書
ストックビジネスとフロービジネスとは
ストックビジネス
携帯電話の月額料金のように、毎月継続的に収益を得るビジネスモデルです。
ストックビジネスの例
コンビニの名前を貸して店舗を運営してもらうフランチャイズのように、売り上げの何%をもらうようなビジネスはストックビジネスになります。
これなら自分が動かなくても、名前を貸したオーナーから毎月お金が入ってきます。
毎月継続的に収益が発生するビジネスをすることで、安定した経営ができるのです。
フロービジネス
ネットショップ販売のように、購入時のみの収益を得るビジネスモデルです。
フロービジネス例
大工のように、自分の身一つで仕事をする親方はフロービジネスになります。
自分が働くのをやめると収入が0になってしまいます。
これでは、体を壊すと一瞬で倒産します。
なぜストックジビネスが大事なのか
経営にストックビジネスが大事な理由は、毎月継続的に収益が発生するため、来月も収益が発生するか不安にならなくて良いのです。
これがフロービジネスだと、今月は収益があっても来月も同じように収益があるかはわかりません。
少しでも動くのをやめれば倒産してしまう、自転車操業になってしまいます。
集客ができなくなる
ビジネスでは必ず集客する必要があります。
有名な集客方法は広告ですが、広告を出すには、場所代を払わなければなりません。
しかし広告費を払おうにも、収益が安定していなくても人件費や維持費を払う必要があるので、先の維持費を考えると広告代に回せる資金はありません。
そのため広告を出せずにいると、集客できず収益が増えないので、さらに広告代を捻出することが難しくなります。
こうなれば悪循環となり、倒産のリスクが高まります。
あなたの考えているビジネスはストックビジネスですか?
あなたの考えているビジネスはストックビジネスではないかもしれません。
ストックビジネスかフロービジネスか見分けるのは最初は難しいのです。
継続的な契約でも自分に主導権があるかないかで大きく変わります。
- 月額料金をもらう有料メルマガで、発信する側ならストックビジネス
- デザイナーで、企業から継続的に依頼をもらう側ならフロービジネス
誰が主導権を持っているのかを考えてみましょう。
ストックビジネスに見えるフロービジネス
デザイナー例
「今までは単発のフロー案件ばかりだったのですが、今回、月刊誌のデザインの仕事が決まりました。継続的に30万円が入ってくるので、これで私もストックビジネスを持てることになりました」
雑誌のデザインで月々30万円の仕事。つまり、継続的にお金が入ってきます。
たしかに、一見すると「ストックビジネス」に見えますが、これは「ストックビジネス」ではありません。
発注主によって依頼された「請負」業務です。
雑誌のデザインとなると、その編集者の考え次第で仕事が振られなくなったり、その雑誌自体が休刊になったりします。
このようにストックビジネスに見えるフロービジネスが存在するので、ストックビジネスだと勘違いして安心していては、仕事がなくなった時に後悔することになります。
ストックビジネスは奥が深く、1日2日で習得できるようなものではありません。
実際に試行錯誤しながら上達していくものですので、読んで満足せずに行動に移すことが大事です。
ストックビジネスの例や、ストックビジネスを極める方法などかなり細かく書いてありますので、起業を考えているなら一度読んでみてはいかがでしょうか。
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ストックビジネスの話でした。